SOMPO美術館:新宿でゴッホの「ひまわり」に会える、東郷青児から続く美術館

SOMPO美術館:新宿でゴッホの「ひまわり」に会える、東郷青児から続く美術館

美術館

1987年に約58億円で落札されたゴッホ「ひまわり」を常設展示する新宿の美術館。東郷青児記念美術館を前身とし、2020年に現在の建物へ移転しました。

はじめに:日本にある《ひまわり》

SOMPO美術館は、東京・新宿の損保ジャパン本社ビル敷地内に建つ美術館です。前身は1976年、本社ビルの高層階に開館した東郷青児美術館で、洋画家・東郷青児が寄贈した自作と収集品およそ300点がコレクションの出発点でした。バブル前夜の1987年3月、当時の安田火災海上保険がロンドンのクリスティーズでフィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》を2,250万ポンド(当時の日本円で約58億円)で落札したニュースは世界を駆け巡り、この美術館の名を一躍有名にしました。2020年には敷地内に新築された6階建ての新館へ移転し、名称もSOMPO美術館と改められています。1階がエントランス、2階がミュージアムショップとカフェ、3〜5階が展示室という構成です。

コレクション:ゴッホ、印象派、そして東郷青児

収蔵品は約630点。看板作品の《ひまわり》(1888年)は、ゴッホがアルルで描いた花瓶のひまわり連作7点のうちの1点で、アジアで常設的に見られる唯一の作品です。ほかにポール・ゴーギャン《アリスカンの並木路、アルル》(1888年)、ポール・セザンヌ《りんごとナプキン》(1879〜80年)、ルノワールら印象派・ポスト印象派の絵画、アメリカの国民的な素朴派画家グランマ・モーゼス、そして甘美な女性像で一世を風靡した東郷青児の油彩・素描・版画・彫刻など約240点を収蔵しています。

知っておきたい:何がいつ見られるか

同館には常設展がなく、年に数回入れ替わる企画展を中心に運営されています。ただし《ひまわり》だけは別格で、開館日には原則としていつでも展示されています。とはいえ《ひまわり》単独の鑑賞券はなく、開催中の展覧会のチケットで展示フロアを巡り、その最後の一角で対面する形になります。一方、ゴーギャン《アリスカンの並木路、アルル》やセザンヌ《りんごとナプキン》は常時公開ではなく、自館コレクションを紹介する展覧会の折に登場します。この2点が目当てであれば、開催中の展覧会の内容を確認してから出かけてください。

3つの見どころ

1. ゴッホ《ひまわり》

燃えるような黄色の絵具の盛り上がりを間近で見られる、日本の西洋美術コレクションを象徴する一枚です。

2. 東郷青児の世界

《超現実派の散歩》をはじめ、昭和の日本を彩った甘美な女性像。この美術館の原点にあたるコレクションです。

3. 新宿駅から徒歩5分の気軽さ

買い物のついでに世界的名画へ。都心型美術館ならではの身軽さが魅力です。

施設情報・アクセス

住所:東京都新宿区西新宿1-26-1

アクセス:JR「新宿」駅西口から徒歩約5分

開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで/展覧会により変更あり)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、展示替え期間、年末年始

観覧料:展覧会ごとに異なります。高校生以下は無料(生徒手帳の提示が必要)、障がい者手帳をお持ちの方と介助者1名も無料です。

開催中・開催予定の企画展

開催予定生誕130年 東郷青児展|所要時間と見どころ

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SOMPO美術館

2027年1月9日2027年2月21日