生誕130年 東郷青児展|所要時間と見どころ

生誕130年 東郷青児展

開催予定
会期
2027年1月9日2027年2月21日
所要時間
50分〜80分(当サイトによる目安)
所在地
東京都新宿区西新宿1-26-1
混雑状況
SOMPO美術館の公式X(@sompomuseumXで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)

細く伸びた首、伏せた目、輪郭を柔らかくぼかした肌。東郷青児(1897-1978)の描く女性像は、一目でその人の絵とわかる強さを持っています。「青児美人」と呼ばれて広く親しまれ、書籍の装丁や商品のパッケージを通じて、美術館に足を運ばない人の目にも触れてきました。SOMPO美術館は、その東郷青児の作品を核として出発した美術館です。開館50周年という節目に、生誕130年を記念して開かれるのがこの展覧会です。

本展の特徴は、よく知られた女性像だけで終わらないところにあります。前衛美術への関心を示した初期の作品、海外を旅して描いたスケッチ、そして晩年の大型の油彩まで、画家としての歩みが順を追ってたどられます。東郷は若い頃、未来派やキュビスムといったヨーロッパの新しい動向に強く反応した画家でした。あの甘やかにも見える女性像が、そうした前衛の実験を通り抜けた先に生まれたものであることは、初期作品を見るとはっきり伝わってきます。流行に乗った甘い絵という見方をされることもある画家ですが、その様式は試行錯誤の末にたどり着いたものでした。

あわせて、東郷の原画による洋菓子店のパッケージや保険案内のパンフレットといった資料も大々的に公開されます。純粋な絵画と商業デザインを行き来した画家であり、そのことが作品の届き方を大きく広げました。美術館の所蔵品と関連資料をまとめて見せる構成のため、一人の画家の全体像がつかみやすい展覧会になりそうです。名前は知っていても、まとまった形で見たことはなかったという方にこそ向いています。SOMPO美術館という館そのものの成り立ちを知るうえでも、意味のある機会になります。この美術館は東郷青児の名を冠した美術館として1976年に開館し、その後、現在の場所と名称へと歩みを重ねてきました。50周年を迎える年に創立の原点となった画家へ立ち返るという、館にとって特別な位置づけの展覧会です。

見どころ

  • 「青児美人」の代表作 複製で見慣れた画面も、実物の前に立つと絵具の層やぼかしの繊細さがまるで違って見えます。均質に見えていた肌の色に、思いのほか多くの色が潜んでいることに気づくはずです。
  • 前衛に挑んだ初期作品 ヨーロッパの新しい絵画に反応した若い頃の仕事が並びます。後年の様式がどこから来たのかをたどれる構成で、画家の見え方が変わります。同じ画家の手によるものとは思えないほど、初期と後年では画面の性格が異なります。
  • 商業デザインの原画や資料 洋菓子店のパッケージや保険案内のパンフレットなど、絵画の外側に広がった仕事もまとめて紹介されます。昭和という時代の空気ごと味わえる展示です。展覧会場でしか見られない原画の質感も見どころのひとつです。

開催概要

  • 会場 SOMPO美術館(東京・新宿)
  • 会期 2027年1月9日(土)から2月21日(日)まで
  • 休館日 月曜日。祝日・振替休日の場合は開館し、翌平日が休館となります
  • 開館時間 10時から18時まで。入館は閉館の30分前まで
  • 観覧料 公式サイトの展覧会ページで案内されます

展示室は美術館の三つのフロアに分かれていますが、規模としてはコンパクトにまとまっています。所要時間の目安は50分〜80分。同館が所蔵するゴッホの《ひまわり》やセザンヌ、ゴーギャンの作品もあわせて見られる場合があり、それを含めるともう少し時間を見ておくとよいでしょう。新宿駅西口から歩いて数分という便利な立地で、天候に関わらず訪ねやすい美術館です。会期は一か月半ほどと短めなので、予定は早めに立てておくことをおすすめします。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

SOMPO美術館

SOMPO美術館

東京都新宿区西新宿1-26-1

1987年に約58億円で落札されたゴッホ「ひまわり」を常設展示する新宿の美術館。東郷青児記念美術館を前身とし、2020年に現在の建物へ移転しました。

美術館の詳細・アクセスを見る →

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