ルーシー・リー展 ―東西をつなぐ優美のうつわ―

ルーシー・リー展 ―東西をつなぐ優美のうつわ―

開催中
会期
2026年7月4日2026年9月13日終了まであと4日
所要時間
45分〜60分(当サイトによる目安)
所在地
〒108-0071 東京都港区白金台5-21-9
混雑状況
東京都庭園美術館の公式X(@teienartmuseumXで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)

2026年7月4日から9月13日まで、東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)で開催される、20世紀イギリス陶芸を代表する陶芸家ルーシー・リー(1902-1995)の回顧展です。国内でまとまった回顧展が開かれるのは約10年ぶりで、国立工芸館に寄託された井内コレクションをはじめ、国内に所蔵されるルーシー・リー作品が一堂に会します。所要時間の目安は45分〜60分。アール・デコ様式の旧朝香宮邸そのものも見どころのため、建築見学とあわせるなら90分ほど見ておくと安心です。

「ルーシー・リー展 ―東西をつなぐ優美のうつわ―」はどんな展覧会?

ルーシー・リーはオーストリア・ウィーンに生まれ、ウィーン工芸美術学校で轆轤(ろくろ)による制作に魅了されて陶芸の道へ進みました。1938年、戦禍を逃れてロンドンへ亡命し、以後半世紀にわたりイギリスを拠点に、凛とした優美なうつわを作り続けた陶芸家です。

本展は制作初期から円熟期までの作品を、リーが出会った場所・人・もの・時代背景と重ね合わせながら紐解く構成です。ウィーン時代に影響を受けたヨーゼフ・ホフマン、ロンドンで交流したバーナード・リーチやハンス・コパー、そして濱田庄司ら日本の作家の作品もあわせて展示され、日本を中心とした東洋のやきものとの関係性を見直す視点も柱のひとつになっています。会場は本館(旧朝香宮邸)と新館の両方を使用し、主催は東京都庭園美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)と東京新聞です。

主な展示内容・注目作品

  • 《青釉鉢》《熔岩釉鉢》(ともに1980年頃): 晩年の円熟期を代表する鉢。泡立つような熔岩釉や深い青釉など、リーならではの釉薬の表情を堪能できます。
  • 《コーヒー・セット》(1960年頃): 日常の道具としての美しさを追求したテーブルウェア。細く伸びやかなフォルムが印象的です。
  • 《ボタン》(1940-50年代): ロンドン時代に手がけた陶製ボタンの数々。小さな作品にも豊かな色彩と造形感覚が宿ります。
  • ハンス・コパー《キクラデス・フォーム》(1972年): リーと工房をともにした盟友コパーの彫刻的な造形。二人の作風の対比も見どころです。
  • ヨーゼフ・ホフマン、バーナード・リーチ、濱田庄司らの作品: リーの造形の源泉と交流の軌跡をたどる比較展示です。

見どころ3選

  • 掻き落としと釉薬の繊細な表情: 象嵌や掻き落としの技法、豊かな色彩の釉薬など、細部まで見応えのある技巧をじっくり観察できます。
  • 東西の美意識が溶け合う造形: ウィーンのモダンデザインに始まり、ロンドンで独自の道を切り開き、東洋の陶磁とも響き合うリーのうつわは、まさに「東西をつなぐ」存在です。
  • アール・デコ建築との相性: 1933年に朝香宮家の自邸として建てられたアール・デコの名建築で、同時代を生きた陶芸家のうつわを見るという、この会場ならではの体験ができます。

料金・開館時間

  • 会期: 2026年7月4日(土)〜9月13日(日)
  • 開館時間: 10:00〜18:00(入館は閉館30分前まで)。8月の毎週金曜(7日・14日・21日・28日)は21:00まで夜間開館
  • 休館日: 毎週月曜日(7月20日は開館し、翌21日が休館)
  • 観覧料: 一般1,400円、大学生1,120円、高校生・65歳以上700円、中学生以下無料
  • チケット: 日時指定予約制。来館前のチケット購入が案内されています
  • 最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット

東京都庭園美術館は白金台の緑豊かな敷地にあり、日本庭園と芝庭の散策もあわせて楽しめます。新館にはカフェが併設されており、鑑賞後の休憩にぴったりです。隣接する国立科学博物館附属自然教育園では都心とは思えない自然林の散策ができ、目黒駅・白金台駅からのアクセスも良好です。

まとめ

約10年ぶりの回顧展として陶芸・工芸ファンの注目度が高く、会期終盤の9月は混み合う可能性があります。日時指定予約制のため、確実に入場するには事前予約がおすすめです。8月の金曜夜間開館を利用すれば比較的ゆったりと鑑賞でき、夕暮れの庭園と邸宅の雰囲気も味わえます。うつわと建築、庭園を一度に楽しめる、この夏の東京で屈指の上質な展覧会です。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

東京都庭園美術館

東京都庭園美術館

〒108-0071 東京都港区白金台5-21-9

1933年に竣工した旧朝香宮邸を活用した美術館。フランス留学中にアール・デコに魅了された朝香宮夫妻の意向により、フランス人芸術家の協力で完成した、建物そのものが美術品の空間。

美術館の詳細・アクセスを見る →

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