版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト

版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト

開催中
会期
2026年7月7日2026年9月23日終了まであと14日
所要時間
60分〜75分(当サイトによる目安)
所在地
〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
混雑状況
国立西洋美術館の公式X(@NMWATokyoXで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)

上野の国立西洋美術館・企画展示室で2026年7月7日(火)から9月23日(水・祝)まで開催されている、レンブラントの「版画家」としての側面に光を当てた企画展です。アムステルダムのレンブラント・ハウス美術館が主催に名を連ね、同館の所蔵品も来日する国際企画で、出品は約130点。所要時間の目安は60分〜75分。銅版画特有の繊細な線を見るため、単眼鏡があるとより楽しめます。

版画家レンブラントはどんな展覧会?

展示は3章構成です。第1章「レンブラント、版画の挑戦」は、彼自身のエッチング表現を「肖像と頭部習作」「社会的周縁者と庶民たち」「宗教主題」「銅版上のスケッチ」「風景」の5セクションで紹介。続く第2章「受け継がれる遺産―17-18世紀」、第3章「世紀を超えるインパクト――19-20世紀」では、19世紀のエッチング再評価を軸に、その表現が後世へどう継承されたかをたどります。

出品作品は両館のほか、国内の美術館や大学図書館、海外の個人コレクションなどから集められ、書籍やポスターも含めた約130点。主催は国立西洋美術館、レンブラント・ハウス美術館、朝日新聞社、後援はオランダ王国大使館です。会期中は一部作品の展示替えがあります。

主な展示内容・注目の作品

  • 《病人たちを癒すキリスト(百グルデン版画)》(1648年頃): エッチング、ドライポイント、ビュランを併用した最高傑作のひとつ。当時100グルデンという高値で取引されたことから通称がつきました。
  • 《書斎の学者(ファウスト)》(1652年頃): 光と闇の劇的な対比が凝縮された神秘的な作品。ゲーテ『ファウスト』とも結びつけられ、後世の想像力を刺激しました。
  • 《自画像、口を開けた顔》(1630年): 《柔らかい帽子をかぶり模様つきの外套をまとう自画像》(1631年)など、自分の顔を実験台にした若き日の頭部習作が並びます。
  • 《三本の木》(1643年): レンブラントの風景版画を代表する名品です。
  • 後世の作家たち: ゴヤ《〈戦争の惨禍〉79:真理は死んだ》、シャルル・ワルトネ《夜警(レンブラントに基づく)》(1886年)、ルドン《〈ヨハネ黙示録〉》(1899年)、マティス《版画を彫るアンリ・マティス》(1900-03年)、ピカソ《〈ヴォラールのための連作〉:パレットを持つレンブラント》(1934年)など。

版画家レンブラントの見どころ3選

  • エッチング技法の革新性: 《百グルデン版画》に代表される、銅版画の表現をどこまで押し広げたかという挑戦の跡をたどれます。
  • 後世の画家たちへの影響: ゴヤ、ルドン、マティス、ピカソまで、版画がどう継承されたかを一望できます。ボードレール『悪の華』など19世紀文学との響き合いも紹介されます。
  • レンブラント・ハウス美術館との共同開催: レンブラントが暮らした家を前身とする世界唯一の専門美術館の所蔵品を、当館コレクションとあわせて見られる機会です。

料金・開館時間

  • 観覧料: 一般2,200円、大学生1,300円、高校生1,000円、中学生以下は無料です。
  • 割引・無料: 障害者手帳をお持ちの方と付添者1名は無料。キャンパスメンバーズ加盟校は学生1,100円、教職員2,000円です。
  • 常設展も観覧可: 本展のチケットで、観覧当日に限り常設展もあわせて鑑賞できます。
  • 開館時間: 9時30分〜17時30分。金曜・土曜は20時まで夜間開館します(入館は閉館の30分前まで)。
  • 休館日: 月曜日と7月21日(ただし7月20日・8月10日・9月21日は開館)。
  • チケット: オンライン(e-tix)でも購入できます。
  • 鑑賞サポート: 解説文の二次元コード、大きな文字の解説シート、音声読み上げ(ユニボイス)に対応。
  • 関連イベント: スライドトーク(7月17日・8月6日・9月1日、9月1日は手話通訳付き)とオンライン講演会(8月22日)を開催。

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

企画展のチケットで当日は常設展も観覧できます。ぜひ本館・新館にも足を延ばしてください。松方コレクションを核とする常設展示には、モネ《睡蓮》、ゴッホ《ばら》、ラ・トゥール《聖トマス》、ルーベンス《豊穣》、ドガ《舞台袖の3人の踊り子》、クラーナハ《ユディト》、クールベ《波》、ミレー《春》といった名品が並びます(入れ替えにより展示されていない場合もあります)。建物自体もル・コルビュジエ設計の世界文化遺産。上野公園内という立地から東京国立博物館や東京都美術館とセットで巡るのも定番です。館内にはカフェもあります。

まとめ

会期は2026年9月23日まで。金・土曜は20時まで夜間開館しています。版画は照明が控えめな展示のため、落ち着いて見たいなら平日や夜間開館がおすすめ。約130点をじっくり見ると時間がかかるので、常設展まで回るなら半日は確保しておきましょう。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

国立西洋美術館

国立西洋美術館

〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7

上野公園に佇む国立西洋美術館は、近代建築の巨匠ル・コルビュジエが設計した世界文化遺産。モネ、ルノワール、ロダンなど西洋美術の傑作を常設展示し、松方コレクションを核とした圧巻のコレクションを誇ります。

美術館の詳細・アクセスを見る →

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