フォンタネージ ─ イタリアの光・心の風景

フォンタネージ ─ イタリアの光・心の風景

開催予定
会期
2026年10月17日2027年1月24日
所要時間
60分〜75分(当サイトによる目安)
所在地
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2
混雑状況
三菱一号館美術館の公式X(@ichigokan_PRXで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)

丸の内の三菱一号館美術館で2026年10月17日(土)から2027年1月24日(日)まで開催される、19世紀イタリアの風景画家アントニオ・フォンタネージ(1818-82)の日本初となる大回顧展です。初期から晩年までの油彩画や版画に、日本の弟子や後世のイタリア人作家の作品を加えた約200点で画業をたどります。所要時間の目安は60分〜75分。

フォンタネージ展はどんな展覧会?

フォンタネージはスイス、フランス、英国など欧州各地に滞在し、バルビゾン派やターナーの影響を受けた風景画の巨匠です。1876年、58歳で工部美術学校の画学教師として来日し、浅井忠や小山正太郎ら日本の初期洋画家を育てたことで、日本近代洋画の礎を築いた人物として知られています。日本では長らく「お雇い外国人の先生」として語られてきましたが、本展は兵士、版画家、パリのサロン出品者、そして教育者という多面的な活動を通して、画家としての全体像を初めて本格的に紹介します。

展示は制作年代を追う8章構成です。第1章「『絵画』としての風景」、第2章「心をうつす風景」、第3章「都市の風景」、第4章「日々の仕事と自然」、第5章「一瞬の光を描いて」と進み、第6章「日本での制作と教育」(1876-1878年)で来日時代を扱います。さらに第7章「晩年の作品」、第8章「フォンタネージの遺産」へと展開し、次世代への影響までを射程に収めます。日本イタリア国交樹立160周年・フォンタネージ来日150周年を記念する巡回展で、京都国立近代美術館に続く2会場目です。

主な展示内容・注目作品

  • 《ブジェイ高原》(1859-60年):トリノ市立近現代美術館蔵。初期の到達点を示す風景画です。
  • 《四月》(1873年):光と大気を柔らかく捉えた代表作で、本展の顔として広報でも用いられています。
  • 《日本の寺の入り口》(1878-80年、レッジョ・エミリア市立博物館蔵):日本での記憶をもとに描いた貴重な日本主題の作品です。
  • 時代を追う代表作群:《朝》(1855-58年頃)、《水車小屋》《静寂》《十一月》(1864年)、《フィレンツェの旧市場》、《沼に沈む太陽》、《雲》(1880年)など、トリノ市立近現代美術館の所蔵品が中心です。
  • 弟子と後継者たち:浅井忠《御宿海岸》(1897年頃、京都国立近代美術館蔵)をはじめとする日本の弟子たちの作品、そして第8章ではカルロ・カッラ《海辺の小屋》(1927年)など後世のイタリア人作家の作品も並びます。

フォンタネージ展(三菱一号館)の見どころ3選

  • 明治日本に洋画を伝えた「先生」:工部美術学校で浅井忠らを指導し、日本近代洋画の礎を築いたフォンタネージの実像に、日本初の大回顧展で迫れます。
  • イタリア風景画の詩情:バルビゾン派やターナーの影響を受けた、光と大気を柔らかく描く叙情的な画風を約200点で堪能できます。第5章では気象と光の移ろいを感情の起伏に重ねた作品がまとまって見られます。
  • 赤レンガの洋館という舞台:明治期の建築を復元した三菱一号館美術館で見るフォンタネージは、彼が来日した時代の空気ごと体感できる特別な組み合わせです。

料金・開館時間

  • 観覧料:当日・窓口で一般2,300円、大学生1,300円、高校生1,000円。オンラインでのみ販売の価格が一般2,100円、大学生1,000円です(高校生の設定はありません)
  • 割引:障害者手帳持参の本人は半額、付添の方1名まで無料
  • マジックアワーチケット:毎月第2水曜日の17:00以降に使える1,600円のチケットを、チケット窓口でのみ販売
  • 開館時間:10:00〜18:00。祝日を除く金曜日、第2水曜日、会期最終週の平日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)
  • 休館日:月曜日。ただし祝日・振替休日、トークフリーデー(10月26日・11月30日・12月28日)、1月18日は開館。12月31日・1月1日は休館です
  • 最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット

三菱一号館美術館には、かつての銀行営業室を再現した「Café 1894」が併設されています。高い天井とクラシックな内装が印象的で、展覧会にあわせた限定メニューが登場することもあります。館前の一号館広場は緑とベンチが心地よく、丸の内仲通りの街並み散策や東京駅丸の内駅舎の見学とあわせて歩けます。夜間開館日ならライトアップも楽しめます。

まとめ

会期は2026年10月17日〜2027年1月24日と3か月あまり。本展は巡回展で、京都国立近代美術館(2026年7月18日〜10月4日、前期7月18日〜8月23日/後期8月25日〜10月4日)のあと東京へ、さらに名古屋市美術館(2027年2月6日〜4月4日)へと巡回します。会場ごとの出品作の違いは公式には明示されていませんが、東京会場も会期中に展示替えを行うとアナウンスされています。混雑を避けたいなら平日の夜間開館日が狙い目です。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

三菱一号館美術館

三菱一号館美術館

〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2

東京・丸の内にある三菱一号館美術館。1894年竣工の英国風洋館をレプリカ再建。ジョサイア・コンドル設計の煉瓦美と、ロートレックやオディロン・ルドンなどの19世紀末近代美術を所蔵。

美術館の詳細・アクセスを見る →

三菱一号館美術館のその他の企画展

関東で開催中・開催予定の企画展