金銀雲母きら ―かがやきの日本美術―
- 会期
- 2026年6月14日 〜 2026年12月6日
- 会場
- 岡田美術館
- 所要時間
- 60分〜75分(当サイトによる目安)
- 所在地
- 〒250-0402 神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
- 公式サイト
- 公式サイトを見る(別のタブで開きます)
- 混雑状況
- 岡田美術館の公式X(@okada_museum)Xで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)
箱根・小涌谷の岡田美術館で、2026年6月14日(日)から12月6日(日)まで開催される特別展です。金箔・銀箔や雲母(きら)など、日本美術のきらびやかな装飾表現をテーマに、平安時代から現代までの約40件を展示します。所要時間の目安は60分〜75分。半年にわたる長期開催で、庭園散策や足湯とあわせてゆったり楽しめます。
金銀雲母きらはどんな展覧会?
金や銀といった輝く素材は、古来、東西を問わず人々に尊ばれてきました。日本では平安時代に金と銀を併用した装飾が発達し、白雲母の微粉である「雲母(きら)」の上品な輝きも好まれました。本展はそうした素材に表れた日本人の洗練された美意識をたどる展覧会です。
展示は平安時代の経典と書跡を核に、桃山時代から現代に至る絵画・書跡・やきもの・漆芸をあわせた約40件で構成されます。章立ては三部構成で、第1章「平安時代の金・銀・雲母とそのリバイバル」、第2章「絵とやきものに見る金銀の多様な表現」、第3章「漆芸のかがやき(日本・琉球・韓国)」と展開します。金銀の輝きだけでなく、螺鈿など貝の光沢を生かした漆工にも光を当て、日本を越えて琉球・韓国の作例まで視野に入る点は、東洋美術を幅広く収集してきた岡田美術館ならではの構成です。
主な展示内容・注目作品
- 「石山切(伊勢集断簡)」(平安時代・重要美術品):金銀の砂子や切箔で飾られた料紙に和歌を記した古筆の名品で、平安の料紙装飾の粋を伝える本展の核となる書跡です。
- 俵屋宗達下絵・本阿弥光悦書「柳に波下絵和歌色紙 はるごとに」(桃山〜江戸初期):琳派の源流をなす二大巨匠の競演を、金銀泥の下絵と流麗な書のハーモニーとして味わえます。
- 池大雅「沈香看花・楓林停車図屏風」(江戸時代中期):文人画の大家が金をどう用いたのかを大画面で確かめられる一点。10月の関連講座でもテーマとして取り上げられます。
- 「緑地金襴手牡丹唐草文碗」(中国・明時代):金彩で文様を描き起こした金襴手の優品で、東アジアに広がる「金の美」を感じられます。
- 「吉野山蒔絵分銅形硯箱」(江戸時代):金銀の蒔絵が咲き誇る漆芸の名品。第3章では琉球や韓国の漆器も並び、地域ごとの輝きの違いを比べられます。
金銀雲母きらの見どころ3選
- 金銀が織りなす紙上の輝き:平安の経典・書跡から桃山の色紙まで、金銀で飾られた書画は、角度によって表情を変える実物でこそ味わえる美しさです。
- 雲母(きら)の上品な光:白雲母の微粉がもたらす控えめな輝きは、金銀とはひと味違う日本らしい美意識の表れ。「きらびやか」の語源にも触れられます。
- 絵画・やきもの・漆芸を横断する構成:ジャンルをまたいで「かがやき」という一本の軸で並べ替えることで、素材ごとの光の質の違いが自然と浮かび上がります。
料金・開館時間
- 入館料:一般・大学生2,800円、小・中・高校生1,800円
- 開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日:12月31日・1月1日および展示替期間。会期中はほぼ毎日開館しています
- 関連講座「雲母の美/池大雅の金の使用」:10月10日(土)13:00〜14:30、講師は同館学芸員の小林優子氏
- スライドトーク「金銀の美と中国のやきもの」:9月19日(土)13:00〜14:00、講師は同館学芸員の佐藤有沙氏
- 学芸員によるギャラリートーク:7月3日から11月27日まで、毎週金曜日11:00〜
- 最新情報は公式サイトで確認してください。
あわせて訪れたい周辺スポット
岡田美術館は箱根登山バス・伊豆箱根バスの「小涌園」バス停から徒歩1分、箱根登山鉄道の小涌谷駅からも徒歩約2分の立地です。JR小田原駅からバスで約40分、箱根湯本駅からは約20分で、駐車場も備えています。館内には100パーセント源泉かけ流しの足湯カフェがあり、巨大な陶板壁画を眺めながら一服できます。5階建ての展示館のほか広い庭園も歩けるので、箱根の温泉旅行とあわせて半日じっくり過ごせます。
まとめ
会期は2026年12月6日まで。休館日がほとんどない長期開催なので、予定は立てやすい展覧会です。ただし箱根観光のハイシーズンである紅葉時期の週末は道路もバスも混み合うため、午前中の早い時間に入館するか、平日を選ぶと落ち着いて鑑賞できます。金曜日に訪れれば学芸員のギャラリートークにも参加でき、約40件それぞれの輝きの背景を知ったうえで作品と向き合えます。
所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
会場について
岡田美術館
〒250-0402 神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
尾形光琳の屏風との出会いをきっかけに日本・東洋美術の蒐集へと傾倒した実業家・岡田和生が、2013年に箱根・小涌谷に開いた美術館。5,000平方メートルにおよぶ展示スペースに、陶磁器から日本画まで幅広いコレクションを誇る。
美術館の詳細・アクセスを見る →関東で開催中・開催予定の企画展
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