東京都美術館開館100周年記念 この場所の風景―上野・大牟田・ブエノスアイレス

東京都美術館開館100周年記念 この場所の風景―上野・大牟田・ブエノスアイレス

開催中
会期
2026年7月23日2026年10月7日
所要時間
60分〜75分(当サイトによる目安)
所在地
〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
混雑状況
東京都美術館の公式X(@tobikan_jpXで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)

東京都美術館の開館100周年を記念し、上野・大牟田・ブエノスアイレスという3つの「場所」の100年を並行して振り返る記念企画展です。2026年7月23日から10月7日まで、同館のギャラリーA・B・Cで開催されます。1926年に日本初の公立美術館として開館した同館の所蔵品第一号とされる絵画《百日草の庭》をめぐる物語が、展覧会の核のひとつです。所要時間の目安は60分〜75分。

この場所の風景はどんな展覧会?

本展は3部構成です。第1部「上野」では、東京都(府)美術館の誕生から戦中・戦後の状況、1975年の新館開館以降の活動を、絵画・版画・写真やアーカイブズ資料でたどります。第2部「大牟田」では、九州の炭鉱の町・大牟田と隣の荒尾で身近な風景を描き続けた画家・江上茂雄(1912-2014)の仕事を約400点で紹介。第3部「ブエノスアイレス」では、《百日草の庭》の作者・藤岡鉄太郎をめぐる調査プロジェクトが展開されます。

3つの場所の「100年」を並べて振り返ることで、美術の持つ根源的な意味や、美術館の今後のあり方を再検討しようとする試みです。

主な展示内容・注目の作品

  • 藤岡鉄太郎《百日草の庭》(1926年): 東京都(府)美術館の所蔵品第一号とされる作品。作者は1927年にアルゼンチン・ブエノスアイレスへ移住して造園・花卉産業に従事した人物で、家族写真などその足跡を追う調査資料もあわせて展示されます。
  • 江上茂雄の作品約400点: 三井三池鉱業所に勤めながら独学で描き続け、60歳の定年退職後に初個展を開いた画家。鉛筆、水彩、クレパス・クレヨン、木版画など多彩な仕事が並びます。
  • 《大牟田五十景》より《貯炭場夕燒》(木版): 炭鉱の町の風景を刻んだ代表的な連作です。
  • 児玉房子《上野公園》(1977年)や奈良原一高《不忍池》(1993-96年): 美術館を取り巻く上野の風景の記録も展示されます。

この場所の風景の見どころ3選

  • 開館100周年という節目の企画: 日本初の公立美術館として歩んできた100年の歴史を、アーカイブズ資料とともに振り返れる貴重な機会です。
  • 「上野・大牟田・ブエノスアイレス」という選定の妙: 一見つながりのない3つの土地が、《百日草の庭》と江上茂雄という具体的な糸で結ばれていく構成を読み解く楽しさがあります。
  • 「場所」から美術を考える視点: 中央と周縁という枠組みをのりこえ、表現することの根源的な意味を考えさせる新しい視点が得られます。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

東京都美術館は上野公園内にあり、東京国立博物館や上野動物園、不忍池などとあわせて一日楽しめる定番のミュージアムエリアです。館内にはレストランがあり、公園散策の合間の休憩にも便利です。

まとめ

会期は2026年10月7日まで。休室日は月曜日ですが、8月10日と9月21日は開室します。金曜日は20時まで開室しているため、混雑を避けたい方は夜間の来館も選択肢です。同館では11月から開館100周年記念のオルセー美術館所蔵展も控えており、上野の杜が特に賑わう1年になりそうです。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

東京都美術館

東京都美術館

〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36

1926年に日本初の公立美術館として開館。前川國男による赤レンガの建築が美しく、国内外の名画が集まる大型企画展から、多彩な公募展まで、幅広いアートに触れられる開かれた美術館です。

美術館の詳細・アクセスを見る →

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