祈りと救いの美―国宝 普賢菩薩騎象像との出会い

祈りと救いの美―国宝 普賢菩薩騎象像との出会い

開催中
会期
2026年7月28日2026年9月27日
所要時間
45分〜60分(当サイトによる目安)
所在地
〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-3
混雑状況
大倉集古館の公式X(@okura_shukokanXで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)

東京・虎ノ門のオークラ東京(ホテルオークラ)敷地内に建つ大倉集古館で、2026年7月28日(火)から9月27日(日)まで開催される仏教美術の企画展です。主役となる国宝「普賢菩薩騎象像」は、東京都内に2件しか存在しない国宝の仏像のひとつという貴重な存在です。所要時間の目安は45分〜60分。前期・後期の2期に分かれるため、じっくり派は2度の訪問もおすすめです。

祈りと救いの美はどんな展覧会?

大倉集古館が所蔵する国宝「普賢菩薩騎象像」(平安時代・12世紀)を中心に、仏教美術が形にしてきた「祈り」と「救い」の世界を紹介する企画展です。会期は前期(7月28日〜8月30日)と後期(9月1日〜9月27日)に分かれ、作品の入れ替えがあります。

展示は「経典と仏教伝来」「釈迦如来とその弟子」「極楽浄土と地獄」「法華経信仰と普賢菩薩」「密教」「神仏習合」の6章構成。仏教が日本へ伝わり、人々の救いへの願いとともに多様な美術を生み出していった流れを、テーマごとにたどることができます。国宝1件のほか、重要文化財や重要美術品が複数出品されるのも本展の厚みで、絵画・彫刻・典籍と幅広いジャンルから「祈り」のかたちを見渡せます。

主な展示内容・注目の作品

  • 国宝「普賢菩薩騎象像」(平安時代・12世紀):白象の背に坐す優美な菩薩像。平安時代後期らしい洗練された姿と繊細な彩色、精緻な截金(きりかね)の文様が見どころで、本展最大の主役です。
  • 重要文化財「大唐三蔵取経詩話」3冊(中国・南宋時代13世紀):玄奘三蔵の求法の旅を語る稀覯書で、第1章「経典と仏教伝来」を代表する一件です。
  • 重要文化財「石清水八幡曼荼羅図」(鎌倉時代13世紀):修理を終えての初公開となる神仏習合の名品。後期(9月1日〜)の展示です。
  • 重要文化財「一字金輪像」(鎌倉時代13世紀):密教の章を飾る、こちらも後期展示の作品です。
  • 重要美術品の数々:「聖徳太子勝鬘経講讃図」「仏涅槃図」「普賢十羅刹女」「護摩壇図」(いずれも鎌倉時代)、冷泉為恭「山越阿弥陀図」(文久3年)のほか、「春日鹿曼荼羅図」(前期)、「十六羅漢像」16幅のうち第12尊者や狩野探幽「探幽縮図 地獄十王図巻」(いずれも後期)などが並びます。
  • 学芸員による解説イベント:ギャラリートーク(8月4日・9月8日、各14時〜)とスライドトーク(8月26日14時〜、9月16日14時30分〜、要申込)が予定されています。

祈りと救いの美の見どころ3選

  • 国宝「普賢菩薩騎象像」:白象に乗る優美な菩薩像は、平安仏教美術を代表する名品のひとつ。都内で出会える機会が限られる国宝仏を、テーマ展の中心としてじっくり拝せます。
  • 「祈り」というテーマの深さ:経典の伝来から神仏習合まで6章にわたる構成で、仏教美術がどのように人々の救いへの願いを形にしてきたかを、じっくり考えさせられます。
  • 前期・後期で入れ替わる名品:後期には修理後初公開の「石清水八幡曼荼羅図」や探幽の地獄十王図巻が登場し、前期には「春日鹿曼荼羅図」が出ます。狙いの作品がある方は会期を確認してから訪ねましょう。

料金・開館時間

  • 観覧料:一般1,000円、大学生・高校生800円(学生証提示)、中学生以下は無料です。
  • 割引・無料:障がい者手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方は無料、和装での来館は300円引き、会期中の再訪には500円引きのリピーター割引があります。
  • その他のチケット:ミュージアムパスポート(5,500円)のほか、オークラ東京でのランチや茶菓とのセット鑑賞券(6,000円/3,100円)も用意されています。
  • 開館時間:10時〜17時(入館は16時30分まで)。夜間開館はありません。
  • 休館日:毎週月曜日(休日の場合は翌平日)。

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

大倉集古館は東京メトロ南北線・六本木一丁目駅の中央改札口から徒歩5分、日比谷線・神谷町駅(4b出口)から徒歩7分、日比谷線・虎ノ門ヒルズ駅(A2a出口)から徒歩8分、銀座線・南北線の溜池山王駅(13番出口)からは徒歩10分です。オークラ東京の向かいという立地で、ホテル内のカフェやレストランでの休憩と組み合わせやすく、緑豊かな一帯の散策も楽しめます。

まとめ

会期は2026年7月28日〜9月27日で、前期は8月30日まで、後期は9月1日から。休館日は毎週月曜日(休日の場合は翌平日)です。国宝を含む仏教美術ファンからの注目が高い企画のため、会期を通して安定した来場が見込まれます。中規模館ならではの落ち着いた空間で、名品と静かに向き合える展覧会です。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

大倉集古館

大倉集古館

〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-3

「ホテルオークラの父」大倉喜八郎が明治35年に自邸内に開いた美術館を前身とする、現存する日本最古の私立美術館。中国風の重厚な建物に、国宝3件を含む東洋古美術のコレクションを収める。

美術館の詳細・アクセスを見る →

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