開館60周年記念特別展 奥村土牛 ―名作でたどる100年のあゆみ―
- 会期
- 2026年8月8日 〜 2026年10月4日
- 会場
- 山種美術館
- 所要時間
- 45分〜75分(当サイトによる目安)
- 所在地
- 〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36
- 公式サイト
- 公式サイトを見る(別のタブで開きます)
- 混雑状況
- 山種美術館の公式X(@yamatanemuseum)Xで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)
東京・恵比寿の山種美術館で2026年8月8日(土)から10月4日(日)まで開催される、開館60周年記念特別展の第2弾です。山種美術館は奥村土牛の作品135点を所蔵する日本屈指の土牛コレクションで知られ、本展では院展出品作全35点を含む約60点で画業の全貌をたどります。所要時間の目安は45分〜75分。
奥村土牛展はどんな展覧会?
山種美術館の開館60周年を記念し、日本画家・奥村土牛(1889-1990)の初期から最晩年に至る活動の全貌を、代表作を通して紹介する特別展です。当館創立者で山種証券(現SMBC日興証券)を興した山﨑種二は、土牛の画業の初期から50年以上にわたって深く親交を結び、その縁から築かれたコレクションは質・量ともに日本屈指とされています。101歳で亡くなるまで描き続けた画家の歩みを、副題どおり「100年のあゆみ」として通覧できる構成です。
約60点という規模もさることながら、当館が所蔵する院展出品作を全点まとめて公開する点が本展の大きな特色です。院展は土牛が生涯にわたって作品を発表し続けた舞台であり、その節目の作をひと続きに見られる機会は多くありません。画家と蒐集家の信頼関係が生んだコレクション展ならではの、まとまりのある回顧展といえます。
主な展示内容・注目作品
- 《醍醐》(1972年):京都・醍醐寺の枝垂桜を淡く優しい色彩で描いた土牛の代表作。80歳を過ぎてなお深まる色彩感覚が味わえます。
- 《鳴門》(1959年):渦潮の力強い動きをとらえた代表作で、《醍醐》とともに本展の目玉に挙げられています。
- 初期の作品群:《甲州街道》《枇杷と少女》など、画業の出発点を示す作品から展示が始まります。
- 動物・生きものを描いた作品:《餌》《聖牛》《鵜》《犢(こうし)》など、対象を静かに見つめ続けた土牛らしい画題が並びます。
- 円熟期から晩年の名作:《城》《浄心》《吉野》《海》《水蓮》《三彩観賞》に加え、《山中湖富士》《富士宮の富士》といった富士の連作も出品されます。
奥村土牛展の見どころ3選
- 「醍醐」に代表される桜の名品:絵具を何層も重ねて生まれる、やわらかく奥行きのある色。写真では伝わりにくい質感こそ実物で確かめたいところです。
- 院展出品作を全点まとめて鑑賞:当館所蔵の院展出品作35点がそろって並ぶことで、画家がどの節目に何を課題としていたのかが浮かび上がります。
- 創設者コレクションならではの厚み:山﨑種二が画家本人と50年以上親交を結びながら集めた作品群は、単なる名品の寄せ集めではない一貫した眼差しを感じさせます。
料金・開館時間
- 入館料:一般1,500円(前売1,300円)、大学生・高校生500円(夏の学割料金)、中学生以下無料(付添者の同伴が必要)、障害者手帳をお持ちの方1,300円
- 開館時間:午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日:月曜日。ただし9月21日・22日・23日は開館し、9月24日が休館です
- チケット:オンラインでの事前購入に対応。当日券も会場で販売しています
- 割引:きもの着用で200円割引。太田記念美術館・戸栗美術館のチケット提示で100円割引の相互割引もあります
- 記念講演会:8月30日(日)14:00〜15:30、佐藤道信氏による「"土牛"の歩み ― 石田から美田へ」(定員に達し募集は終了)
- 最新情報は公式サイトで確認してください。
あわせて訪れたい周辺スポット
山種美術館はJR恵比寿駅西口から徒歩約10分、都バスを使えば「広尾高校前」下車すぐです。館内には展示中の作品をモチーフにした上生菓子がいただける「Cafe椿」が併設されており、青山の老舗菓匠・菊家がこの展覧会のために創作した和菓子を味わえます。作品を見た直後にその絵にちなんだ菓子を口にできるのは同館ならではの体験です。恵比寿・広尾エリアの散策や、相互割引のある戸栗美術館(渋谷・松濤)とのはしごもおすすめです。
まとめ
会期は2026年8月8日〜10月4日と約2か月間。日本画ファンに根強い人気があり、会期後半や休日の午後は混み合うことがあります。開館直後の午前中か、平日の夕方が比較的落ち着いています。Cafe椿の上生菓子は数に限りがあるため、和菓子も目当てなら早めの時間帯に訪れるのが確実です。夏の学割で大学生・高校生が500円というのも、この時期ならではの機会です。
所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
会場について

山種美術館
〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36
証券会社・山種証券の創業者、山崎種二が蒐集した速水御舟や奥村土牛らのコレクションを核に、1966年に開館した日本初の日本画専門美術館。現在は渋谷区広尾に移転し、企画展を中心に展示を続けている。
美術館の詳細・アクセスを見る →山種美術館のその他の企画展
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