少女漫画・インフィニティ 萩尾望都×山岸凉子×大和和紀 三人展
- 会期
- 2026年10月28日 〜 2027年2月8日
- 会場
- 国立新美術館
- 所要時間
- 90分〜150分(当サイトによる目安)
- 所在地
- 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
- 公式サイト
- 公式サイトを見る(別のタブで開きます)
- 混雑状況
- 国立新美術館の公式X(@nact_pr)Xで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)
国立新美術館の開館20周年を記念して、日本の少女漫画を切り開いてきた三人の作家、萩尾望都、山岸凉子、大和和紀を一堂に集める三人展が開かれます。三人はいずれも1960年代末から70年代にかけて登場し、それまで子ども向けの読みものと見なされがちだった少女漫画に、SF、心理の深層、歴史考証といった新しい領域を持ち込んだ作家です。本展では原画を中心に800点を超える資料が並び、三人がそれぞれに切り開いた表現の広がりと、その後の漫画文化への影響をたどります。会場は日本最大級の展示空間を持つ国立新美術館の企画展示室2E。作品を読んで育った人にとっては記憶をたどる時間になり、はじめて触れる人にとっては、線とコマ割りだけでこれほど複雑な世界が立ち上がるのかという驚きの時間になるはずです。少女漫画という枠組みそのものを大きく押し広げた仕事を、まとめて確かめられる機会です。
三人が世に出た1970年前後は、少女漫画の作り手と読み手がともに大きく変わった時期でした。学年誌の延長にあった物語は、恋愛だけでなく、生と死、性、家族、才能と挫折といった主題を正面から扱うようになり、読者は物語の登場人物と一緒に考えることを覚えていきます。本展はその転換点に立ち会った三人を、それぞれ独立した章で紹介したうえで、共通する時代の空気にも光を当てる構成です。原画のほか、直筆の原稿やネーム、単行本や雑誌といった資料もあわせて展示され、作品が生まれ、読者のもとへ届くまでの道筋が見えるようになっています。
見どころ
- 原画800点超という物量 印刷では失われてしまうペン先の強弱、ホワイトによる修正の跡、彩色の微妙な濃淡まで、原画でしか見えないものが並びます。雑誌のページで見慣れた場面が、紙の上の生の線として立ち上がってくる感覚は、複製では味わえないものです。三人分がまとめて見られる機会はそう多くありません。
- 三者三様の表現をならべて見る面白さ SFや少年たちの物語を通して人間のありようを問うた萩尾望都、心理の深部に静かに踏み込んだ山岸凉子、古典文学と時代考証を血肉にして描いた大和和紀。同じ時代の空気を吸いながら、まったく違う方向へ進んだ三人の個性が、並べて見ることではっきりと浮かび上がります。
- 少女漫画が「表現」になっていく過程 デビュー期から近作までを追う構成のため、一人の作家の画風が変わっていく流れと、ジャンル全体が広がっていく流れが重なって見えてきます。日本の漫画表現史そのものを、三本の線で追いかけるような展示です。
開催概要
- 会場 国立新美術館 企画展示室2E(東京・六本木)
- 会期 2026年10月28日(水)から2027年2月8日(月)まで
- 休館日 毎週火曜日、11月4日(水)、年末年始(12月28日から1月5日)。ただし11月3日(火・祝)と12月8日(火)は開館します
- 開館時間 10時から18時まで、金曜・土曜は20時まで。入場は閉館の30分前まで
- 観覧料 一般2,200円、大学生1,000円、高校生500円、中学生以下は無料(いずれも当日券)
展示点数が多いうえに、漫画はどうしても一点ずつ読んでしまうため、思っているより時間のかかる展覧会です。所要時間の目安は90分〜150分。全点を丁寧に読むつもりなら、さらに余裕を見ておくと安心です。混雑を避けたい方や落ち着いて読み込みたい方は、金曜・土曜の夜間開館の時間帯を狙うとよいでしょう。会期は四か月近くありますが、年末年始をはさむため休館日が多く、前半と後半で来館者の数もかなり変わります。予定を立てるときは、休館日の一覧をあらかじめ確かめておくことをおすすめします。六本木駅から直結の立地なので、天候に左右されにくいのもこの美術館の利点です。
所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
会場について
国立新美術館
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
東京・六本木にある、コレクションを持たない新しいタイプの国立美術館。黒川紀章設計による波打つガラスのファサードが美しく、国内外の話題の大規模展覧会が常に開催されています。
美術館の詳細・アクセスを見る →国立新美術館のその他の企画展
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