21_21 DESIGN SIGHT:三宅一生の発案を、安藤忠雄が一枚の鉄板の建築へ
デザイナー・三宅一生の発案により、建築家・安藤忠雄が設計した六本木のデザイン専門施設。地上約1階分の低く構えた鉄板屋根の建築の中で、日常に潜むデザインの視点を問いかける企画展を開催し続けている。
はじめに:完成品ではなく、「気づき」を見せる場所
21_21 DESIGN SIGHTは、東京・六本木の東京ミッドタウン内にある、デザインをテーマにした展示施設です。絵画や彫刻を展示する一般的な美術館とは異なり、身の回りの日用品や社会の仕組みに潜む「デザインの視点」そのものを、企画展というかたちで来場者に問いかけることを目的としています。館名の「21_21」は、視力の「20/20(正常視力)」をもじり、物事の本質を見抜く目を持とうという願いが込められています。
時代背景:三宅一生の提案から生まれたデザインミュージアム
2003年、ファッションデザイナーの三宅一生が新聞紙上で「デザインミュージアムを造ろう」と提言したことがきっかけとなり、建築家・安藤忠雄、グラフィックデザイナーの佐藤卓、プロダクトデザイナーの深澤直人らが賛同して構想が具体化しました。安藤が設計した建物は、大きな一枚の鉄板を折り曲げたような特徴的な屋根を持ち、建築面積の大部分を地下に埋め込むことで、周囲の公園的な景観と調和する低層の造形を実現しています。
3つの見どころ
- 安藤忠雄の折板屋根建築: 一枚の鉄板がそのまま地面から立ち上がるような、力強くもミニマルな建築デザイン。建物自体がデザインの実践例となっています。
- テーマ性の強い企画展: 「価格」「動物」「これも、デザイン」など、日常の意外な切り口からデザインの本質に迫る企画展を継続的に開催しています。
- ミッドタウン・ガーデンとの調和: 建物の大部分が地下にあるため、地上部分は芝生の広場と一体化しており、公園を散策する感覚で立ち寄ることができます。
施設情報・アクセス
- 住所: 〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン・ガーデン内
- アクセス: 都営大江戸線「六本木駅」8番出口よりすぐ
- 開館時間: 10:00~19:00(入館は18:30まで)
- 休館日: 火曜日、展示替え期間、年末年始
- 公式サイト: 21_21 DESIGN SIGHT