ポーラ美術館:箱根の深い森に抱かれた、印象派のきらめき
箱根・仙石原の自然に溶け込むように建つ美しいガラス張りの美術館。モネ、ルノワールなどの印象派コレクションは国内最大級。森の遊歩道とアートが織りなす癒やしの空間です。
はじめに:自然と光に満ちた「箱根の宝石箱」
神奈川県・箱根の仙石原に位置する「ポーラ美術館」は、「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに、建物の大部分を地下に埋め込むという斬新な建築を採用しています。森の中にひっそりと佇むガラス張りの館内には自然光が溢れ、展示室へ向かうエスカレーターはまるで光の中を下っていくような幻想的な体験をもたらします。
時代背景:ポーラ創業家による珠玉のコレクション
化粧品メーカー・ポーラ創業家の2代目である鈴木常司氏が数十年にわたり収集した、約1万点にも及ぶコレクションが基盤となっています。特に19世紀フランスの印象派のコレクションは、日本最大級の規模と質の高さを誇ります。
3つの見どころ
- 国内最高峰の印象派コレクション: クロード・モネ『睡蓮の池』、ルノワール『レースの帽子の少女』など、西洋美術史を彩る名画がずらり。
- 光あふれる建築美: 森の景観を損なわないよう地下に広がる空間。ガラスの屋根から差し込む木漏れ日が、作品をより美しく見せます。
- 森の遊歩道: 美術館の周囲にはブナやヒメシャラの森を巡る遊歩道が整備されており、屋外彫刻とともに森林浴を楽しめます。
鑑賞のコツ
絵画鑑賞を楽しんだ後は、大きな窓から箱根の森を一望できるカフェやレストランで休憩を。季節限定の展覧会コラボスイーツは見た目も美しく大人気です。森の遊歩道は1周約40分で、アートと自然の両方でリフレッシュできます。
施設情報・アクセス
- 住所: 〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
- アクセス: 箱根登山鉄道「強羅駅」から施設めぐりバスで約13分、「ポーラ美術館」下車すぐ
- 開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日: 会期中無休(展示替期間は休館)
- 公式サイト: ポーラ美術館
豆知識
印象派だけでなく日本の洋画コレクションも充実しており、岡田三郎助「あやめの衣」など近代美人画の名品も所蔵しています。建物は日建設計によるもので、日本建築学会賞を受賞した名建築です。
