名古屋市美術館:都心の白川公園に佇む、モディリアーニの宝庫

名古屋市美術館:都心の白川公園に佇む、モディリアーニの宝庫

美術館

名古屋の中心・白川公園内に位置する名古屋市美術館。黒川紀章設計の建築に、モディリアーニ「おさげ髪の少女」をはじめ、エコール・ド・パリやメキシコ美術など個性的なコレクションを収蔵。

はじめに:都市の中の芸術の杜

名古屋の中心部・栄の白川公園内に1988年に開館した名古屋市美術館は、ポストモダン建築の旗手・黒川紀章が設計した建物が特徴です。アーチ型のゲートや三角形のモチーフなど、幾何学的なデザインが街並みに独特のアクセントを与えています。

時代背景:「郷土」と「世界」をつなぐコレクション

当館のコレクションは「郷土の美術」「エコール・ド・パリ」「メキシコ・ルネサンス」「現代の美術」という4つの柱から成っています。特にメキシコ美術のコレクションは日本の公立美術館では類を見ない規模で、ディエゴ・リベラやフリーダ・カーロの作品も収蔵しています。

3つの見どころ

  • モディリアーニ「おさげ髪の少女」: 当館を代表するコレクション。独特の面長な顔と優美なフォルムが魅力です。
  • メキシコ美術コレクション: 日本では珍しいメキシコ壁画運動の作品群。オロスコ、シケイロスなどの力強い作品。
  • 黒川紀章の建築: 名古屋城の石垣をイメージした外壁など、地域性を取り入れたポストモダン建築の傑作。

鑑賞のコツ

白川公園内には名古屋市科学館もあり、プラネタリウムと美術館をセットで巡るのが人気のコースです。常設展は約3ヶ月ごとに展示替えが行われます。

施設情報・アクセス

  • 住所: 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2-17-25
  • アクセス: 地下鉄東山線・鶴舞線「伏見駅」5番出口より徒歩8分
  • 開館時間: 9:30~17:00(入場は16:30まで)
  • 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
  • 公式サイト: 名古屋市美術館

豆知識

フリーダ・カーロ「死の仮面を被った少女」は、日本の美術館が所蔵するきわめて数少ないカーロの油彩画として知られています。小さな画面に込められた強烈な世界は、実物でこそ味わえます。