十和田市現代美術館:街全体がアート!ストリートに溢れる現代アート
美術館の建物を飛び出し、街のメインストリート全体を美術館に見立てた画期的な現代アートの拠点。草間彌生やロン・ミュエクなど、世界で活躍するアーティストの作品が常設されています。
はじめに:ガラス張りの箱から飛び出すアート
青森県十和田市にある「十和田市現代美術館」は、「アートを通した新しい体験を提供する開かれた美術館」として、街全体を美術館に見立てるプロジェクトの中心施設です。それぞれの作品のために独立した白い箱(展示室)が用意され、それらをガラスの廊下で繋ぐという、ユニークな建築デザインが特徴です。
時代背景:過疎化する地方都市の再生プロジェクト
十和田市のメインストリートである「官庁街通り」を、アートの力で活性化させる「Arts Towada」構想の一環として誕生しました。美術館の敷地内だけでなく、道路の向かい側の広場やストリートのあちこちにパブリックアートが点在し、街の景観を一変させました。
3つの見どころ
- スタンディング・ウーマン(ロン・ミュエク): 高さ約4メートルの超巨大な女性像。皮膚の質感から髪の毛一本までリアルに再現されており、圧倒的な存在感を放ちます。
- フラワー・ホース(チェ・ジョンファ): 美術館の屋外に立つ、カラフルな花で覆われた巨大な馬のオブジェ。十和田市がかつて馬産地だったことに由来します。
- 愛はとこしえ十和田でうたう(草間彌生): 美術館向かいのアート広場にある、水玉模様のかぼちゃや少女、キノコなどのポップでカラフルな彫刻群。
鑑賞のコツ
館内の作品の多くは体験型や大型のインスタレーションで、写真撮影も可能なものが多いです(※一部制限あり)。館内を鑑賞した後は、必ず外のアート広場やストリートを散策し、街と一体化したアートを満喫してください。
施設情報・アクセス
- 住所: 〒034-0082 青森県十和田市西二番町10-9
- アクセス: JR七戸十和田駅からバスで約35分、「官庁街通」下車徒歩5分
- 開館時間: 9:00~17:00(入場は16:30まで)
- 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 公式サイト: 十和田市現代美術館
豆知識
建物は、金沢21世紀美術館をSANAAとして共同設計した建築家・西沢立衛さんの設計で、2008年に開館しました。作品ごとに独立した白い箱が官庁街通りに向かって開かれ、街とアートの垣根を取り払っています。