根津美術館:都心の喧騒を忘れる、南青山の静寂な和の空間

根津美術館:都心の喧騒を忘れる、南青山の静寂な和の空間

美術館

表参道のすぐそばにありながら、広大な日本庭園と国宝7件を含む約7,400件の東洋古美術品を擁する根津美術館。隈研吾設計の竹と瓦の美しい建築も必見です。

はじめに:都会のオアシスで東洋美術に浸る

表参道の喧騒からわずか数分。竹林のアプローチを抜けると、そこには約17,000㎡の広大な日本庭園と、国宝・重要文化財を含む東洋古美術の宝庫が広がっています。2009年に隈研吾の設計でリニューアルされた現在の建物は、大屋根と竹が印象的な和モダンの傑作です。

時代背景:実業家・根津嘉一郎の審美眼

初代根津嘉一郎(1860-1940)は東武鉄道の創設者であり、日本有数の実業家でした。同時に、茶道への深い造詣を持ち、仏教美術、書画、漆工芸、茶道具など幅広い分野の東洋古美術品を生涯にわたって蒐集。その遺志を継ぎ、1941年に財団法人として根津美術館が開館しました。

3つの見どころ

  • 国宝「燕子花図屏風」: 尾形光琳の最高傑作。毎年4月下旬から5月にかけて、庭園のカキツバタが咲く時期に合わせて公開されます。
  • 国宝「那智瀧図」と茶道具: 鎌倉時代の仏教絵画の最高峰・国宝「那智瀧図」のほか、茶の湯にまつわる名品も多数収蔵されています。
  • 日本庭園: 起伏のある約17,000㎡の庭園には茶室が点在し、四季折々の自然を楽しめます。

鑑賞のコツ

展覧会は年7〜8回の企画展のみで常設展はありません。公式サイトで展覧会スケジュールを事前確認してから訪問を。庭園のカフェ「NEZU CAFE」では、緑に囲まれた静寂の中でお茶を楽しめます。

施設情報・アクセス

  • 住所: 〒107-0062 東京都港区南青山6-5-1
  • アクセス: 東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」A5出口より徒歩8分
  • 開館時間: 10:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌平日)、展示替え期間、年末年始
  • 公式サイト: 根津美術館

豆知識

所蔵品は国宝7件を含む東洋古美術の一大コレクションです。国宝「燕子花図屏風」の公開時期には庭園のカキツバタも見頃を迎え、絵画と本物の花の競演という贅沢な体験ができます。